児童文学作家今西乃子の成基コミュニティグループ取材日記
第10話
なるほど、社員さん発見!
全幹部社員対象に行われている「自分史セミナー」を取材するため10月14日(水)朝9時過ぎ、私は成基コミュニティを訪れた。
取材というよりは私自身も参加者のような気分でセミナーを拝見、13時に終了した。(これに関しての詳細はまた後日書くことにしたい。)
その後、佐々木代表の取材を控えていたが、佐々木氏に来客があったので、その間、別の社員の方にいろいろお話をうかがうことができた。
そこで出会ったのが人財開発部のYさんである。
そのYさんが社内研修について、大変興味深い話を聞かせてくれたので、ここにご紹介させていただきたい。
「研修というのは非常に大切なんですよね。例えば、パーソナルミッション・セミナー。これは、自分のミッションの在り方を具現化することで、この業界における社員の意識が一貫されるという意味でとても重要です。パーソナルミッションがあるからどうこうということよりも複合のベクトルの一体化みたいなものでしょうか。」
個々の持っている能力を大切にすることは重要だが、その能力を崩さず、保護者へのアプローチをマニュアル化することが企業カラーとなるのだという。
「パーソナルミッションを持つことで、いい意味のマニュアル化が図れるということです。」
もともとパーソナルミッションとは、成基コミュニティのグランドミッションに照らし、「自分は何のために仕事をしているのか」「どんな役割を担うべきなのか」「何のために生きているのか」を、社員ひとりひとりが深く探求して明確化した個人のミッションだ。
これをコミットすることにより、そこから沸きあがるエネルギーがグランドミッション達成に繋がることを意図しているのだから、これはある意味立派なマニュアル化ではないか。
私は、この話を聞いた時、うーむ・・・とかなり納得してしまった。
つまり、1から10をマニュアル化するのではなく、1から6をマニュアル化(パーソナルミッション⇒グランドミッション)し、残りの4に社員個々のパーソナル能力(パーソナルミッション⇒個々が考える力)をめいっぱい吹き込むことが大切だというのだ。
なるほど言われてみれば、その通りだと思った。
1から10までをパーソナル能力に頼ってしまっては、企業としてのカラーも信頼も成り立たないし、1から10までをマニュアル化してしまえば、企業のカラーは強く出ても臨機応変さを最も必要としている教育産業人としては、大きな失敗を引き起こしかねない。
その絶妙なバランスが最も重要であり、このバランス形成のためにパーソナルミッション・セミナーはじめ、その他の研修は、組織にとって欠かすことができない未来への投資だとYさんは考えているようだ。
「御社にとってパーソナル能力って何ですか?」
「面談能力と、プレゼン能力の二本柱ですね」
私が聞くとYさんははっきり答えた。
面談能力とは相手に対する「質問力」「洞察力」であり、プレゼン能力とは「在りたい姿」を相手に伝えることだという。
顧客が持っている疑問「WHY」に対し、自分の体験を交え、説得を試みることが大切なのだが、その体験を店卸(たなおろし)して自分なりの解釈を加え、言葉にすると、インスパイアーするのだという。
体験を「店卸(たなおろし)」するという表現に私はえらく感嘆してしまった。
もっとわかりやすく言えば、自分が選ばれるためには、自分の中の何が必要なのか、自分の体験の引き出しを開けて、整理して相手に伝えるということだろうか。
人間誰しも、他人に好感を持ってもらいたいと思うのが常だろう。
そう考えればプレゼン能力というのはどの業種であれ、身につけるに越したことはない。
いや、仕事だけではなく最近よく耳にする「婚カツ」でさえプレゼン能力が問われる時代だ。
そんなノウハウを身につける研修を社内で行ってくれる企業なんてめったにお目にかかれない。
児童書を書いている私自身、毎度成基コミュニティの取材ではおおいに学ばせていただいている。
さすが、「店卸(たなおろし)」のYさん、そしてさすがは成基コミュニティの人財部である。






