目黒星美学園小学校は、東京都目黒区にあるカトリックミッションスクールです。
1954年に設立された約70年の歴史がある学校です。
ミッションスクールということもあり、キリスト教に関連したさまざまな行事が実施されます。
全面芝の校庭で生徒たちはのびのびと遊ぶことができます。
通学についても、バス停から学校まで近いため、好立地だといえるでしょう。
当記事では、そんな目黒星美学園小学校の学校生活から入試情報まで、私立小学校入試に実績のあるTAMが解説していきます。
目黒星美学園小学校の基本情報
■住所
〒152-0003
東京都目黒区碑文谷2丁目17番6号
TEL:03‐3711‐7571
公式サイト:目黒星美学園小学校
交通情報
・東急東横線 学芸大学駅から徒歩11分
・東急目黒線 西小山駅 から徒歩15分
・JR山手線「目黒」駅よりバス黒01大岡山小学校行「サレジオ教会」バス停下車徒歩1分
・東急大井町線「二子玉川」駅よりバス黒02目黒駅行「碑文谷五丁目交番」バス停下車徒 歩5分
・環七「平町」バス停下車徒歩8分
基本情報
経営 | 学校法人星美学園 |
共学・男女別 | 共学 |
生徒数 | 1学年約110名 |
制服 | あり |
給食 | なし(パン、牛乳、ヨーグルトの注文可) |
制服
<夏服>
男女ともに襟付きのシャツを着用します。男子は角ばった襟であるのに対し、女子は丸い襟のシャツを着用します。男子は緑色の帽子、女子は白色の帽子をかぶって登下校するようです。
男子はショートパンツ、女子はひざ下のスカートを着用します。
<冬服>
冬には、男女ともに夏に着ていた襟付きのシャツの上に黒色の制服を着用するようです。左胸には校章がついています。冬には男女ともに黒色の帽子をかぶるようです。
男子は黒色のショートパンツ、女子は黒色のひざ下スカートを着用します。
教育理念・教育方針
目黒星美学園小学校の創立者であるヨハネ・ボスコは「予防教育法」という教育法を実践しました。その予防教育法の3本柱となっているのが「理性・宗教・慈愛」です。目黒星美学園小学校では、その3本柱を重視した教育が行われています。
・理性・・・対話と人の通じ合いによって、人を大切にする価値観を養う
・宗教・・・お互いを尊重する態度、苦しんでいる人に手を差し伸べる心を育む
・慈愛・・・すべての人間関係の基礎を築き、他者の善を願う心を培う
目黒星美学園小学校では、この3本柱をベースとして「Walk with Children~いつも子どもと共に~」という教育目標を掲げています。
子どもと共にいる教育を実践しながら、信頼関係を築き、子ども達がより善く伸びていくことを願っているそうです。
目黒星美学園小学校のカリキュラム
目黒星美学園小学校で特徴的なのは「国際教育」と「フィールドワーク」です。
以下、それら2つについて詳しく解説していきます。
<国際教育>
目黒星美学園小学校の国際教育は「言語教育」と「心の教育」という2つの教育をベースに実施しています。
言語教育では「日本語を大切にすること」「英語力の向上」「言語能力の基礎基本の定着」を目標とし、それらに関連したさまざまな活動を行っています。
また心の教育では「他者を受け入れる心」「国際的なマナー」を身につけるための教育が実施されています。
具体的な活動としては、
・朝学習・・・授業とは別に毎朝10分間の英語学習
・国際交流プログラム・・・4年生以上の希望者を対象としたホームステイプログラム
・朗読劇・・・4年次に行われる英語での朗読発表会
があります。
これらの活動を通して、グローバルな視点をもった児童の育成が行われています。
<フィールドワーク>
目黒星美学園小学校では、2~6年生次にフィールドワークが実施されます。
・秋の自然教室(2年生)
秋の自然教室では、山中湖で1泊2日のフィールドワークを行います。秋の山中湖の自然に親しみ、友達と共に生活する楽しさを味わいます。
・菅平高原学校(3年生)
3年次には菅平高原でフィールドワークが実施されるようです。生徒たちは菅平の清々しい自然の中で友達と共にのびのびと生活します。また、みんなで協力し合い、支え合う大切さを学びます。プールを使用しての水泳指導も実施されるようです。
・志賀高原学校(4年生)
4年次には3泊4日のフィールドワークが実施されます。自然の雄大さに触れながら、自然の秩序や共生の様子を学び、自分の存在について考えます。また、他者とのよりよい関わり方について体験の中で学ぶようです。
・尾瀬高原学校(5年生)
5年次にも3泊4日のフィールドワークが行われます。片品村を見学し、人々の暮らしを自然社会の中から学びます。さらに、植物観察を通じて自然の雄大さを感じるとともに、自然を大切にする心を育むそうです。
・美し島学校(6年生)
6年次には沖縄の文化や歴史について学びながら、平和について考えるフィールドワークが行われます。平和について思いをはせながら、未来に向かって自分たちができることを考える活動が実施されるようです。
・スキースクール(6年生)
6年次に実施されるスキースクールは、フィールドワークの集大成とされています。白樺高原国際スキー場のゲレンデにて、技術を習得するとともに、より良い自分を目指して挑戦する姿勢を養います。
湘南白百合学園小学校の学校生活
クラブ活動・委員会活動
目黒星美学園小学校では、4年生以上の生徒は必ず1つのクラブに所属して活動します。
以下のようなクラブがあります。
また、5年生以上の生徒は必ず1つの委員会に属し、より良い学校作りを目指して活動します。授業時間だけではなく、休み時間も活動しているそうです。
以下のような委員会があります。
児童会 | 生活 | 健康 | 情報 |
図書 | 仲良し | 環境 | 宗教 |
湘南白百合学園小学校の年間行事
目黒星美学園小学校の進学情報
目黒星美学園小学校を卒業した生徒の多くが系列の中学校に進学します。一部の生徒は系列校でない学校に進学するようですが、詳しい進学先は公表されていません。
また、系列の中学校からは、ほとんどの生徒が内部進学で系列の高校に進学するそうです。
以下が高校の2023年度の合格実績の一部です。
早稲田大学 | 1名 | 上智大学 | 8名 |
東京理科大学 | 2名 | 学習院大学 | 2名 |
明治大学 | 1名 | 青山学院大学 | 1名 |
立教大学 | 3名 | 中央大学 | 1名 |
法政大学 | 1名 |
高校卒業後、ほとんどの生徒は私立大学に進学します。早慶上理、GMARCHといった難関大学に進学する生徒も多いです。
目黒星美学園小学校の学費
初年度にかかる費用は1,145,000円で、内訳は以下の通りです。
- 検定料 20,000円
- 入学金 250,000円
- 施設設備費 150,000円
- 教育充実費 84,000円
- 授業料 468,000円
- 預り金 35,000円
- 後援会費 42,000円
- 合宿積立金 66,000円
- ICT関連費 30,000円
目黒星美学園小学校の入試情報
入試日程
2024年度入学試験の日程は以下の通りです。
A日程 | B日程 | |
出願期間 | 令和5年10月1日(日)から10月4日(水)の消印で郵送 | 令和5年11月8日(水)から11月10日(金)まで 小学校事務室に持参 |
入学選考 | <面接>10月21日(土)、10月28日(土)のいずれか<児童テスト>11月1日(水) | <面接>11月18日(土)<児童テスト>11月21日(火) |
合格発表 | 11月2日(木) | 11月22日(水) |
入学手続き | 発表時にお知らせ |
定員・倍率
2023年度の入試結果は以下の通りでした。
合格者 | 受験者数 | 倍率 | |
A日程 | 非公開 | 男子:223名 女子:120名 合計343名 | 非公開 |
B日程 | 非公開 | 非公開 | 非公開 |
A日程、B日程はともに合格者数、倍率が非公開です。しかし、1学年の人数が約120人ということを考えると、倍率は約3倍ほどではないかと考えられます。
まとめ
目黒星美学園小学校は創立から約70年のカトリックミッションスクールです。
多くの生徒は小学校卒業後、系列の中学へと進学し、中学卒業後はほとんどの生徒が内部進学で高校へと進学していきます。
高校卒業後は、私立大学へ進学する生徒が非常に多いです。
2~6年次には毎年フィールドワークが実施され、非常に魅力的です。
家庭内の対策に不安がある方は、合格実績のある私立小学校専門塾などで対策していきましょう。
苦手に合わせて一単元から対策できますので、ぜひご家庭での対策にご利用ください。