桐光学園小学校はどんな学校?学校生活から進学実績まで解説!

桐光学園小学校は1996年に小塚光治によって開校された、神奈川県川崎市にある私立の小学校です。児童同士や児童と教師の心と心の触れ合いを大事にしており、その触れ合いにより児童を成長させることを目標としています。

卒業後は、ほとんどの児童が系列校の桐光学園中学校に進学します。当記事では、そんな桐光学園小学校の学校生活や入試方法について、私立小学校入試に実績のあるTAMが解説していきます。

桐光学園小学校の基本情報

■住所
〒215-8556
神奈川県川崎市麻生区栗木3丁目13-1

TEL:044-986-5155

公式サイト:桐光学園小学校

交通情報

  • 小田急多摩線「栗平駅」から15分

基本情報

経営学校法人 桐光学園
共学・男女別共学
児童数男子246名 女子183名
制服あり
給食なし

教育理念・教育方針

桐光学園小学校には、意志・表現・感謝の3つの面での校訓があります。
そして、この3つの校訓を通じて生まれる、人と人とのつながりを大事にしています。

また、意志・表現・感謝においてそれぞれ、低学年、中学年、高学年で異なる目標があり、それらを達成するように日々努力をしているようです。

教育カリキュラム

科目概要

桐光学園小学校では国語・社会・算数・理科の主要四科目に加え、音楽・図画工作・体育・表現・英語などの副教科があります。

定期試験

桐光学園小学校では1〜3年生は前後期で各1回、4〜6年生は前後期で各2回定期試験を行っています。

試験に向けて各自で勉強内容を復習し、分からないところを教員に質問などしています。
これにより、それまで学習したことが定着しているか確認することが可能です。

また、必要に応じて、試験後に個別に補修を行うこともあります。

総合の授業

桐光学園小学校での総合の授業は、農園活動とコンピュータ学習の二本柱が中心となっています。

農園活動は、労作をいとわず切磋琢磨しながら成長してほしいというねらいを基盤に、開校当初から活動を行っているそうです。
一年生のテラスでの栽培から始まり、学年が上がるごとにより本格的になっていきます。

また、3年生からコンピュータ学習が始まります。
3年生で基礎を学び、4. 5年生からワードで栽培記録づくり、6年生ではパワーポイントを使った研究発表などに挑戦します。

この学習を通じて、自分が調べたことをまとめたり、人に伝わりやすい話し方などの将来に役立つスキルを身に着けることが可能です。

土曜活動

1〜3年生の希望者が親子で参加する活動です。制作活動と触れ合い活動の二つがあります。

制作活動では、マグカップの切り絵や箸置き作りなどの「ものづくり」をしています。想像力を高めるだけでなく、親子の触れ合いのよい機会にもなるでしょう。

ふれあい活動は、風船バレーや昔遊びなどを行います。親子だけでなく、他の家族とも交流を深められる場になっています。

土曜講習

桐光学園小学校では4年生から、年18回の土曜講習があります。

4年生は体験学習を中心にした内容で、学ぶ楽しさを感じることが狙いです。
ペットボトルロケットや手作り浄水器などを制作します。

5. 6年生はより高度な学習内容に挑戦します。普段の授業で学んだことを活かし、応用できる力を身に着けることが狙いです。

学校生活

校舎・設備

学校周辺は自然に囲まれており、毎日の登下校で季節の移り変わりを感じられます。

教室には冷暖房が完備されており、ひかりホールという全校児童が座れる多目的ホールや図書コーナーという畳のスペースなどもあります。

桐光学園小学校のグラウンドは、遊具遊びや竹馬ができるAグラウンドと、人工芝でサッカーやハンドベースボールなどができるBグラウンドの二つです。
また、野菜を育てるための農園も校内にあるそうです。

クラブ活動

4〜6年生の児童は、文科系5個、運動系10個のクラブの中から自分のやりたいクラブを選択して活動します。

どのクラブも上級生・下級生の仲がよく、異学年の児童と関わる良い機会になるそうです。

バスケットボール・サッカー・ハンドボールクラブは他の私立小学校と試合する機会もあります。

委員会活動

9つの委員会があって、5. 6年生が活動しています。
これらは、学校生活をよりよいものにするための自主的な活動です。

また、それぞれの委員会の特徴を伝えるような商品やアトラクションを考え、販売する委員会バザーというイベントもあります。

桐光学園小学校の年間行事

前期
入学式4月
遠足5月(1-5年生)学校宿泊訓練6年生
収穫祭7月

後期
運動会10月
秋の自然教室10月(3,4年)
音楽集会11月
スキー教室(5,6年生)2月
卒業式・謝恩会3月

桐光学園小学校の進学情報

原則として、すべての桐光学園小学校の児童は、系列の桐光学園中学校、高等学校へと進学できます。

高等部では、一年生からコース分けを行います。二年生になると文理に分かれて、国公立大学を目指すコースと私立大学を目指すコースに分かれて学習をします。

以下が桐光学園高等学校、2023年度の主な進学実績です。

東京工業大学1名名古屋大学2名
一橋大学3名早稲田大学62名
北海道大学6名慶応義塾大学60名
東北大学3名上智大学55名

桐光学園小学校の学費

初年度にかかる学費は合計約1,220,000円で、内訳は以下の通りです。

  • 入学金 230,000円
  • 施設費(6年分)280,000円
  • 父母会入会金 10,000円
  • 制服・ランドセルなどの学用品 約110,000円
  • 授業料(空調費を含む) 558,000円
  • 学習活動費(教材費)15,000~20,000円(取り組む学習内容により変動あり)
  • 父母会費 18,000円
  • スクールバス代(1~3年生のバス利用者のみ) 24,000円

桐光学園小学校の入試を徹底対策!

ここからは、桐光学園小学校の入試情報について解説していきます。
桐光学園小学校の入試を検討されている方はぜひご覧ください。

また桐光学園小学校の入試科目の概要は、募集要項で確認できます。
公式サイトにてチェックしてみてください。

2024年度桐光学園小学校児童募集要項

桐光学園小学校の入試情報

日程

桐光学園小学校の入試は10月中旬に実施されます。

2024年度入学試験日程は以下の通りです。(既に終了しています)

受付期間9/4(月)9:00~9/30(土)16:00
入学選考10/17(火)9:15~11:45
合格発表10/17(火)18:00~10/18(水)18:00(小学校ホームページで発表)
入学金納入10/17(火)18:00~10/18(水)18:00

定員・倍率

桐光学園小学校の定員は男子36名、女子36名の計72名です。
2024年度入試の結果は以下の通りでした。

合格者受験者数倍率
男子発表なし141名不明
女子発表なし87名不明
合計約72名228名約3.2倍

合格者数は不明ですが、定員が72名であること、受験者数が228名であったことを考えると、倍率は約3.2倍と考えられます。

試験の内容について

桐光学園小学校の入学試験は、ペーパーテストと集団テストの2種類が実施されます。
2022年度のペーパーテストでは、「お話の記憶・観察力・推理思考・点図形・模写・巧緻性」の6分野から出題されました。

以下、ペーパーテストと集団テストについて詳しく解説していきます。

ペーパーテスト

前述の通り、2022年度のペーパーテストでは「お話の記憶・観察力・推理思考・点図形・模写」の5分野から出題されました。

それぞれの分野を詳しく解説していきます。

<お話の記憶>

お話の記憶は、話を聞き、その話に関する質問に答える問題です。お子さんの記憶力が問われる試験になっています。

桐光学園小学校で出題されるお話は、他の小学校と比べて短く、比較的回答しやすいです。
対策としては、ご家庭での読み聞かせが有効です。毎日寝る前に読み聞かせをする習慣をつけておくとよいでしょう。

<観察力>

観察力は2021年度から出題されている分野です。
2022・2021年度入試ではともに、二つの絵を見て異なるところを探す、「間違いさがし」の問題が出題されました。

出題される問題はさほど難しくなく、一目で違いを認識できるものがほとんどです。ですが、間違いの指摘漏れがないように注意しましょう。

<推理思考>

推理思考はペーパーテストで頻出で、ほぼ毎年出題されています。
2022年度入試では以下の問題が出題されました。

  • 「ある角度からものを見たとき、どのように見えるか」を問う問題
  • 折ってある紙を切ったとき、どのような切り口になるかを問う問題

これらの問題は受験生の「見る力」が問われ、少し難易度が高いです。お子さんの「見る力」を鍛えるためには、物事を漠然と眺めず、さまざまな角度から見ることが大切です。

また、大きさや模様、向きなどといった違いも見分けられるようにトレーニングしておきましょう。

<点図形>

点図形はほぼ毎年出題されています。
2022年度の問題は、見本と同じように点を結び、見本と同じ図形を完成させるものでした。

少し複雑な図形がよく出題されているので、対策することが大切です。

<模写>

模写はここ10年近く毎年出題されているので対策が必須です。

桐光学園小学校の模写は、図の大事な場所に点が何個かあります。
その点がどの図のどこに対応するのかを意識しながら書かなければなりません。

書き始めや全体のバランスを意識して、対策するようにしましょう。

集団テスト

桐光学園小学校では集団テストが課されます。

集団テストではまず、制作活動の問題が出題されます。
クーピーでのぬり絵や図形の切り取りと貼り付けなどの活動です。

この課題は<巧緻性>が問われます。
普段から家で、クーピー、のり、ハサミなどの道具を使えるように練習しておきましょう。

続いて、体を動かして遊ぶ活動やグループで遊ぶ活動が課題として出題されます。
活動内容は難しくないので、指示にきちんと従うことを意識しましょう。

まとめ

桐光学園小学校は、1996年に開校された比較的新しい小学校です。

その特徴として、総合の時間でのコンピュータ学習が挙げられます。
小学校からワードやパワーポイントを使い、植物の栽培記録や各自の研究発表などを行う学校は多くありません。

桐光学園小学校の入試には、ペーパーテストと集団テストがあります。

全体的にしっかり見る力や粘り強く取り組む力が問われますので、丁寧かつ早く、あきらめずに作業できるようにしておくといいでしょう。

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この記事を書いた人

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たむろぐ編集部

成基の幼児教育TAMは、京都・大阪北摂を中心に、小学校受験対策を指導する幼児教室です。

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