青山学院横浜英和小学校は、神奈川県横浜市にある私立の共学小学校です。
アメリカの宣教師H.G.ブリテンが設立したブリテン女学校を前身とし、140年以上の歴史を誇ります。2019年より青山学院大学と系属校提携を開始し、学校名が横浜英和小学校から現在の名称に変更されました。
キリスト教の精神に基づいた教育が特徴的で、「心を清め 人に仕えよ」を創立以来のスクールモットーとしています。
当記事では、そんな青山学院横浜英和小学校の学校生活や入試方法について、私立小学校入試に実績のあるTAMが解説していきます。
青山学院横浜英和小学校の基本情報

■住所
〒232-8580
神奈川県横浜市南区蒔田町124
TEL:045-731-2863
交通情報
- 地下鉄「蒔田」駅より徒歩8分
- 京急「井土ヶ谷」駅より徒歩18分
基本情報
| 経営 | 学校法人横浜英和学院 |
| 共学・男女別 | 共学 |
| 生徒数 | 393名 |
| 制服 | あり |
| 給食 | あり(週4回、水曜お弁当) |
教育目標・教育方針
青山学院横浜英和小学校には、スクールモットーの「心を清め 人に仕えよ」を具現化した4つの教育目標があります。
①神をおそれるこども
神を畏れる心は、神様と向き合う基本姿勢です。
自分たち一人ひとりが神様に愛されているかけがえのない存在であることを知り、お互いを愛し尊敬することが大切です。
青山学院横浜英和小学校では、聖書の授業や日々の礼拝を通じて、こうした姿勢を養っています。
②人間を大切にするこども
小学校での6年間を通して、誰に対しても思いやりを持って接する心を養うのが目標です。
発展途上国の子どもたちを支援するために行われる、月に1回の「パンと牛乳の日」は、この目標に結びつく活動の一つです。この活動には40年近くの歴史があります。
③考えるこども
教えられたことを受動的に学ぶのではなく、先生や友達と共に考える力のある子どもへの成長が目指されています。
そのための取り組みの一つが独自シラバスによる授業です。こちらについては教育カリキュラムの項目で説明しているので、合わせてご覧ください。
④やりぬくこども
何事も最後まで真面目に取り組むことを大切にしています。
ここで身につけた最後まで頑張る力が、中学や高校などへ進み、勉強の難易度が上がった際に粘り強く取り組むことに繋がります。
やりぬくことを学ぶ機会は、日々の学習、委員会やクラブ活動、学校行事など、学校生活のさまざまな場面です。
教育カリキュラム
科目概要
青山学院横浜英和小学校では、全教科において独自のシラバスを採用しています。
系列校との連携を活かし、青山学院横浜英和中学高等学校の先生が特別授業をしてくださることもあるそうです。
主要科目に加え、英語、聖書、図工、音楽、体育などの科目も充実しています。
プログラミング教育にも力を入れており、パソコンの授業に限らず、各教科でプログラミング的思考を身に付けるための授業について研究・実践を進められています。
専科制
専科制の導入により、各科目の専門性が高まり、質の高い教育が提供されています。
例えば、英語は1年生からネイティブスピーカーと日本人教師のチームティーチングで行われます。
理科では、授業に観察や実験を多く取り入れることが可能です。
このように、専門の教師が担当することで、深い知識と理解を促進し、子どもたちの興味を引き出してます。
キリスト教教育

青山学院横浜英和小学校では、「心を清め 人に仕えよ」をスクールモットーとし、キリスト教精神に基づく教育が行われています。
毎日の礼拝や聖書の授業に加え、クリスマスや収穫祭には、特別礼拝が行われます。
月に一回の「パンと牛乳の日」は、1987年度より始まった歴史ある活動です。給食のおかずやデザートを我慢して生み出したお金で、アジアやアフリカ、南米の子どもたち16人を支援しています。
グローバル教育
グローバル教育にも力を入れています。1年生から始まる英語の授業は、ネイティブスピーカーと日本人教師によるチームティーチングです。
高学年になると、希望者はスピーチコンテストや児童英検にも挑戦可能です。
また、オーストラリアの姉妹校との交流プログラムもあり、異文化理解を深める活動が行われています。
なわとび指導
青山学院横浜英和小学校は、なわとび運動に力を入れています。
昔から子どもたちの遊びとして親しまれてきたなわとび運動は、楽しみながら、持久力や筋力などの基礎体力を高めるのに最適です。
30種類以上の跳び方があるリズムなわとびは、一人でもグループでも、色々な跳び方を組み合わせて楽しめます。
青山学院大学との連携
青山学院横浜英和小学校は、2019年より青山学院大学の系属校となりました。これ以降、大学との連携強化に向けて準備中です。
以下のような活動が企画されています。
- 理工学部との教育交流
- 大学体育会クラブ部員との実技交流
- 聖書科教師の交流
- 大学の英語圏外からの留学生と小学生との交流
大学との連携によりさらに充実した教育カリキュラムの展開が期待されています。
学校生活

校舎・設備
青山学院横浜英和小学校の校舎は2003年に新築され、2004年には新体育館も完成しました。
教室には最新のIT機器が導入されており、パソコンやタブレットを活用した授業が行われています。
他にも、パイプオルガンの置かれた礼拝堂、広々とした図書館や音楽室など充実した施設が揃っています。
警備員の配備や在校時の施錠などもされており、、セキュリティ面も安心です。
学年の枠を超えた交流
青山学院横浜英和小学校では、学年の枠を超えた交流が盛んに行われています。
具体的には、以下のような活動があります。
- 入学式や1年生を迎える会での、1年生と6年生の交流
- 1~3年生が縦割り班に分かれ,3年生が遊びを計画する「あそびクラブ」
- 4年生・5年生が合同で行う自然学校
- 入学して間もない1年生を2年生が案内する「学校探検」
他学年との交流には、リーダーシップやみんなで協力する力を育む狙いがあるそうです。1年生もすぐ学校に馴染めそうで安心ですね。

クラブ活動
青山学院横浜英和小学校には、以下のクラブ活動があります。
- サッカークラブ
- 硬式テニスクラブ
- バスケットボールクラブ
- 卓球クラブ
- ハンドベルクラブ
- 理科クラブ
- 聖書クラブ
- パソコンクラブ
- 工芸クラブ
- 和太鼓クラブ
また、クラブ活動とは別に「合唱隊」があり、校内の礼拝や、私立小学校の音楽会、NHKの全国コンクールなどで活躍しています。
委員会活動
以下の委員会活動が行われています
- 役員会
- 宗教委員会
- 体育委員会
- 美化委員会
- 緑化委員会
- 集会委員会
- ボランティア委員会
- 学級委員会
- 放送委員会
- 保健委員会
- 図書委員会
- 給食委員会
- 新聞委員会
子どもオリンピックや全校児童集会などの行事が、委員会によって企画・運営されています。
年間行事

青山学院横浜英和小学校の年間行事には、以下のようなものがあります
| 月 | 行事名 |
| 4月 | 入学式、1年生を迎える会、プレーデー |
| 5月 | 自然学校(2・3・6年生) |
| 6月 | 花の日・子どもの日礼拝 |
| 7月 | 水泳訓練、自然学校(4・5年生) |
| 8月 | 夏休み |
| 9月 | 芸術鑑賞会 |
| 10月 | 聖坂養護学校との交流会(5年生) |
| 11月 | フェスティバル、球技大会、思い出旅行(6年生) |
| 12月 | クリスマス賛美礼拝 |
| 1月 | 子どもオリンピック |
| 2月 | 児童向け講演会 |
| 3月 | 6年生を送る会、卒業式 |
青山学院横浜英和小学校の進学情報
全生徒のうち80%〜90%は、推薦を受けて青山学院横浜英和中学高等学校に進学します。
その他の生徒は、フェリス女学院中学校、逗子開成中学校などに進学しているそうです。
青山学院横浜英和中学高等学校は6年一貫教育となっています。
青山学院横浜英和中学高等学校の卒業生については、70%以上が青山学院大学に推薦合格し、そのうち70%以上が進学します。2023年度の卒業生は、175名が合格し、138名が進学しました。
青山学院大学に進まない生徒は、外部の大学へ進学します。東京大学、慶應義塾大学や早稲田大学などの難関大に加え、海外の大学へ進学する生徒も複数います。
青山学院横浜英和小学校の学費

初年度にかかる学費は約1,350,000円で、内訳は以下の通りです。
- 入学金 280,000円
- 施設費 120,000円
- 授業料 624,000円
- 施設費 60,000円
- 教育充実費 78,000円
- 安全管理費 4,800円
- 後援会費 1,200円
- PTA会費 9,600円
- 旅行積立金 24,000円
- 給食費 85,250円
- 学級費 約65,000円
青山学院横浜英和小学校の入試を徹底対策!
ここからは、青山学院横浜英和小学校の入試情報について解説していきます。
実際に過去問題集を確認しての気づきや要点をまとめていますので、青山学院横浜英和小学校の入試を検討している方はぜひご覧ください。
また、青山学院横浜英和小学校の入試の概要は、募集要項で確認できます。
公式サイトにてチェックしてみてください。
青山学院横浜英和小学校の入試情報
入試日程
青山学院横浜英和小学校の入試は、2つの日程に分かれています。
複数日程の併願が可能です。
2024年度入学試験の日程は以下の通りです。
| 願書受付 | 9月5日(木)7:00~9月11日(水)17:00 |
| 入学選考 | 9月26日(木)、27日(金)10月22日(火) |
| 合格発表 | 10月23日(水)15:00〜19:00 |
| 入学手続き | 10月25日(金)12:00 |
定員・倍率
過去3年間の入学試験の結果は以下の通りです。
| 合格者 | 志願者数 | 倍率 | |
| 2024年度 | 72名 | 229名 | 3.2 |
| 2023年度 | 73名 | 196名 | 2.7 |
| 2022年度 | 71名 | 211名 | 3.0 |
入試の概要について
青山学院横浜英和小学校の入試では、、ペーパーテスト、運動テスト、制作テスト、行動観があります。
また、入試より前に親子面接も行われます。
ペーパーテスト
ペーパーテストでは、数量、言語、図形が頻出です。
また、生活常識が出題される年もあります。
<数量>
数量は、最初の大問で、イラストを見て指定されたものを数える問題が毎年出題されています。
複数のものの中から「〇番目に少ないもの」を選ぶ問題、「AとBの数はいくつ違うか」を尋ねるなど、難易度の高い問題もあります。
数を答える際は、数字を書くのではなく、答える数の分だけマス目に丸を書く形式です。
たとえば、「ライオンが2頭いる」と答えたい場合は、解答用紙のライオンの横にある複数のマス目のうち、2マスに丸を書きます。
過去には、以下のような出題がされました。
上の絵を見ましょう。(複数種類の動物がいるイラストがある)
- 柵の中にブタは何頭いますか?
- 2番目に少ない動物の数はいくつですか?
- 川の右側にいる動物の数と左側にいる動物の数はいくつ違いますか?
遊びやお手伝いの中で、お子さんにものを数える機会を与えると良いでしょう。まずは、数える段階から始めましょう。慣れてきたら、複数の数を足し合わせる・比較するなど、より高度な問いかけをするなど、徐々に難易度を上げていくのがおすすめです。
<言語>

言語の分野では、話の記憶が過去5年間のうち4度出題されており、今後もおそらく頻出でしょう。
おもに、複数の動物が登場する物語文が出題されています。
誰が、どこで、何をしたかなど、登場した動物の行動の具体的な内容が問われやすいです。また、景色や天気など物語の情景について出題されたこともあります。
物語文は1つで、それに対して問題は15問ほどあるので、かなり細かい部分についても聞かれるでしょう。
過去には、以下のような問題がありました。
(カワウソの親子が出てくる物語文を聞く)
- お母さんカワウソは、川で何を捕まえていましたか
- フクロウから逃げるとき、お母さんカワウソと子どものカワウソははどこへ逃げましたか
- 季節が変わって、あたりの景色は何色に変わりましたか
対策については、まず、本の読み聞かせをするなど、お話を聞く習慣をつけましょう。読みきかせた後で、お話の内容について質問するなど、お子さんが内容を覚えているか確認するのがおすすめです。
<図形>
図形は、例年2〜4題ほど出題されています。出題内容は、点図形、図形の見え方、位置移動の推測など多岐に渡ります。
過去には以下のような出題がありました。
- 左のお手本をよく見て、右に同じように書きましょう。
- 絵を見て覚えてください。絵にあった吹く楽器の数だけマス目に丸をつけましょう。
- 左の積み木を上から見るとどのように見えますか
記憶力、思考力の双方が試されます。
積み木やパズルを使った遊びをする中で、楽しみながら図形に対する感覚を養うのがおすすめです。
運動テスト
運動テストは、模倣運動、ボール遊びなど年ごとに内容が異なります。
過去には以下のような課題がありました。
- 先生の見本に合わせて踊る。途中からは4〜6人ほどのグループで話し合って続きの振り付けを考える
- 4人チームでキャッチボールをする。ボールを落とさないように数を数えらがら行う
過去の課題から、単純な運動能力だけでなくグループで協力する力も重要視されていることがうかがえます。
幼稚園や保育園などで、グループで身体を動かして遊ぶことに慣れておきましょう。
制作テスト
制作テストでは、ハサミやクーピー、折り紙などを使った工作や塗り絵の課題が与えられます。
紐を蝶結びする課題が過去3年連続で出題されているので、蝶結びをできるようにしておきましょう。
ハサミ、のり、セロハンテープなどを使った工作も頻出です。工作の過程では道具の使い方なども見られているので、日頃から正しい使い方を意識してづけましょう。
日ごろの遊びとしての工作や塗り絵である程度の技能を身につけておくのがおすすめです。
行動観察
直近の2年間は4人〜6人のグループで取り組む課題が与えられています。
以下のような課題が出されました。
- グループで協力して、4本の紐を見本と同じように置く
- 見本の劇を観た後で、グループで相談して配役や内容を相談して劇をする
親子面接
面接は、親子面接の形式で行われます。
過去には以下のような質問がされました。
<本人>
- 幼稚園や保育園で何をして遊ぶか
- 今日はここまでどうやって来たか
- 父親・母親の好きなところ
- 好きな食べ物、嫌いな食べ物
- 家でどんなお手伝いをしているか
<保護者>
- キリスト教についてどのような考えを持っているか
- 仕事は何をしているか
- 志望理由は何か
- 子どもに将来どんな仕事をしてほしいか
- 併願校はどこか
他の学校と比べて、とくに答えにくい質問がされるといったわけではないようです。
まとめ
青山学院横浜英和小学校は、神奈川県横浜市にある私立の共学小学校です。前身はアメリカの宣教師H.G.ブリテンが設立したブリテン女学校で、140年以上の歴史を持っています。2019年に青山学院大学と系属校提携を開始し、現在の名称になりました 。
キリスト教の精神に基づいた教育が行われており、「心を清め 人に仕えよ」をモットーとし、毎日の礼拝や聖書の授業、特別礼拝などを実施しています。
学習面では英語教育に力を入れており、英語の授業は、1年生からネイティブスピーカーと日本人教師のチームティーチングです。
卒業後は80%〜90%の生徒が青山学院横浜英和中学高等学校へ進学し、高校の卒業生の多くが青山学院大学へ進みます。
入試は以下のような内容です。
- ペーパーテスト
- 運動テスト
- 制作テスト
- 行動観察
- 親子面接
家庭内での対策に不安がある方は、私立小学校専門塾などで対策していきましょう。
苦手に合わせて1単元から対策できますので、私立小学校受験に実績あるTAMにお問い合わせください。
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