聖学院小学校ってどんな学校?学校生活から入試情報まで徹底解説!

聖学院小学校は、東京都北区にある共学の私立小学校です。
「神を仰ぎ 人に仕う」を建学の精神とし、創立以来キリスト教に基づく教育を続けています。

毎日礼拝を行うなどのキリスト教教育を行っており、教科学習にも工夫が凝らされているようです。

この記事では、聖学院小学校の校風から入試情報まで、関西圏の私立小学校受験対策で実績のあるTAMが詳しく解説していきます。

聖学院小学校の基本情報

■住所
〒114-8574
東京都北区中里3-13-1

TEL:03-3917-1555
FAX:03-3917-5560

公式サイト:聖学院小学校

交通情報

  • JR山手線/東京メトロ南北線「駒込駅」徒歩6分
  • JR京浜東北線「上中里駅」徒歩12分

基本情報

経営学校法人聖学院
共学・男女別共学
児童数1学年約70名
制服あり
給食あり(お弁当とほぼ1日おき)

教育理念・教育方針

聖学院小学校は教育目標として3つのテーマを掲げています。

「よく学ぶ」〜知的に〜 工夫を凝らした授業で学習意欲を引き出す

聖学院小学校は、お子さんの学ぶ意欲を育て、引き出し、育てていくことを大切にしています。
そのために、教師はカリキュラムや教科の研究につとめているようです。

国語・算数・社会・生活は学級担任、理科・英語・音楽・体育・図工・家庭科・聖書は教科専任の教師による授業です。経験のある教師が教材の開発にも携わり、日々の授業に工夫を凝らしながら一貫性のある指導を行っています。

「よく遊ぶ」〜体験的に〜 自然に親しみ、人とのふれあいの中で豊かな心を育てる

聖学院小学校の教師は、土の校庭でお子さんと一緒に遊びます。

自然の素晴らしさや集団のルール、豊かな人間関係などを学ぶため、休み時間や放課後の時間だけでなく、校内行事や校外学習、宿泊行事を工夫し、遊びを通して学べる環境を整えているようです。

「よく祈る」〜恵に応える〜 毎日の祈りから愛と感謝を身につける

聖学院小学校では、毎日礼拝を行います。
自分たちが神様に愛されていることを感じ、その愛への感謝をあらわすことが目的です。
また、同じように愛されている「隣り人」である友だちを大切にすることも目的としています。

朝の礼拝によって、楽しく豊かな一日が形成されているそうです。

聖学院小学校の授業カリキュラム

聖学院小学校の教育の特色を4つご紹介します。

キリスト教教育

聖学院小学校の1日のはじまりは、毎日の礼拝です。曜日ごとに、全校礼拝やクラス礼拝、校庭礼拝などがあります。

また、年に数回の特別礼拝もあり、ネイティブの教師による英語礼拝もあります。特別礼拝の例は以下の通りです。

・イースター礼拝
・母の日礼拝
・ペンテコステ礼拝
・花の日礼拝
・収穫感謝礼拝
・クリスマス礼拝

5,6年生が所属する児童委員会の一つに宗教委員会があります。
宗教委員会の活動は、礼拝の司会、花の日礼拝でお渡しする感謝カードの作成、募金活動など、さまざまです。

4,5,6年生の希望者による聖歌隊活動では、さまざまな場で賛美の奉仕をしています。

教科活動

聖学院小学校は、工夫を凝らした授業で学習意欲を引き出すことを目指しています。

各クラスの前には、一般的な廊下とは異なるオープンスペースが広がり、授業中でも壁に遮られずに移動が可能です。オープンスペースで「伝え合う」力を伸ばすためのワークショップ型の授業が、今後さらに増えていくそうです。

また、先進のiPadの活用全教科で進めており、全教室にプロジェクターも完備されています。インターネットによる調べ物を容易にすることで、与えられるのではなく自ら調べ、能動的な学習姿勢を育むことが目的です。

特色あるカリキュラム

聖学院小学校では、以下のような特色あるカリキュラムが設けられています。

英語

1〜6年生まで、週2時間の英語学習があります。他教科の内容を英語で学ぶ学習方法を取り入れていることも特徴です。5年生になると、英語キャンプで英語づけの3日間を過ごします。

国語・表現

「国語は考える力の礎」として、言葉や文字を使って自分で表現できる人を育てているようです。
そのため、通常の国語の授業の中に週1時間の「表現」の科目が特設されています。

「表現」の授業では、自由テーマで作文を書き、みんなの前で発表するようです。
「表現」の時間以外にも、発表やスピーチの機会はさまざまです。

算数

聖学院小学校では、算数は「理論的に筋道をたてて考える力を育てる重要教科」です。
授業ではプロジェクターが用いられたり、教科書以外の副教材を用いて確実な基礎力・応用力の育成を目指しています。

理科

理科は、専科の教員が担当しています。楽しさを味わい興味を引き出すために、実験と観察を大切にしているのが特徴です。
整備されたネット環境や視聴覚機器、iPadを積極的に活用しています。

国際交流

聖学院小学校では国際交流も盛んです。

5年生では、成田のホテルで英語キャンプが行われ、英語づけぼ3日間を過ごします。
また、5,6年生の希望者は夏休みの10日間、オーストラリアのホームステイプログラムに参加することもできます。

海外からの学校訪問も受け入れており、互いの文化を伝え合う活動もしているようです。

聖学院小学校の年間行事

聖学院小学校の年間行事は以下のようなものがあります。

聖学院小学校の進学情報

ここからは、聖学院小学校の卒業生の進学先についてご紹介します。

内部進学について

系列の中学校は、男子校である聖学院中学校と、女子校である女子聖学院中学校に分かれます。

2022年度は、男子卒業生23名のうち、聖学院中学に進学したのは8名で、女子卒業生45名のうち、女子聖学院中学校に進学したのは24名でした。毎年、女子の方が内部進学の割合が多いようです。

主な進学先について

聖学院中学校、女子聖学院中学校以外のさまざまな中学校に、1,2名ずつが進学しています。まとまった進学先はなく、ばらつきがあるようです。

詳しい進学先については以下をご参照ください。

聖学院小学校 進学先

聖学院小学校の学費

初年度にかかる費用は、約1,188,000円です。内訳は以下の通りです。

  • 入学金:250,000円
  • 検定料:25,000円
  • 授業料(月額):42,500円
  • 施設費(月額):6,500円
  • その他(月額):20,000円
  • PTA入会金:10,000円

聖学院小学校の制服

聖学院小学校の制服は、女子はセーラー服、男子はブレザーです。
冬服と夏服に加えて、希望者に向けて盛夏服があります。


聖学院小学校の入試を徹底解説!

ここからは、聖学院小学部の入試情報について解説していきます。
聖学院小学部の入試を検討している方はぜひご覧ください。

また、聖学院小学部の入試科目の概要は、入試要項で確認できます。公式サイトにてチェックしてみてください。

聖学院小学校 募集要項

聖学院小学校の入試情報

日程

2024年度の入試は、以下の日程でした。

出願期間2023年10月1日(日)〜10月7日(土)
入学試験2023年11月4日(土)
面接2023年10月14日(土)
合格発表2023年11月4日(土) WEBにて
入学手続2023年11月5日(日)

定員・倍率

聖学院小学校の定員は、男女合わせて72名です。これは、系列幼稚園からの内部進学者を含みます。

試験の内容について

聖学院小学校の入試は、ペーパーテスト、行動観察、面接があります。
それぞれの内容は以下のようになっています。

ペーパーテスト

試験時間は約30分です。お話の記憶・数量・図形・推理・常識などから出題されます。

少し捻った問題が出される点が特徴です。
たとえば、数量の問題では、一番多いものだけでなく、2、3番目を答える問題もありました。
過去問を解いて、練習を積んでおくといいでしょう。

行動観察

時間は約60分です。

グループに分かれて、ゲームや、工作やパズルなどの作業をします。縄跳びなどをすることもあるようです。

時間が60分と長めなので、集中力や忍耐力を身につけておきたいです。

面接

聖学院小学校の面接は、お子さんと保護者の方が一緒に行う親子面接です。約15分程度で行われるようです。

質問例は以下のようなものがあります。

【保護者へ】
・志望動機
・お子さんの長所
・お子さんが最近成長したこと
・プロテスタントへの理解
・教育方針

【お子さんへ】
・お友だちの名前
・家でどんなことをして遊ぶか
・どんなことで褒められるか
・どんなお手伝いをするか

保護者の方への質問は、願書の内容と重なることが多いので、願書よりも詳しく答えられるようにしておくといいでしょう。

お子さんは、聞かれる内容は難しくないので、落ち着いて答えましょう。

まとめ

聖学院小学校は「よく学ぶ・よく遊ぶ・よく祈る」を大切にしているキリスト教の小学校です。キリスト教教育工夫を凝らした教科学習を行っており、国際交流も盛んです。

聖学院小学校の入試には、ペーパーテスト・行動観察・親子面接があります。
過去問を解いて練習し、保護者の方は、学校やお子さんへの理解を深めておく必要があるでしょう。

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たむろぐ編集部

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