昭和学院小学校はどんな学校?学校生活から入試情報まで徹底解説!

昭和学院小学校は、学校法人昭和学院の系列校で、1950年に設立され、70年以上の歴史を持つ千葉県の私立小学校です。

教科担任制アフタースクール習熟度別授業などの制度があり、きめ細かい教育が行われていることが魅力です。さらに、英語教育も充実しており、イングリッシュキャンプオーストラリア海外研修など、ネイティブの教員や海外の人と触れ合う機会が多いです。

卒業後は系列校の昭和学院秀英中学校と昭和学院中学校へ進学できますが、他の有名私立・国立大付属中学校へと進学するお子さんも多いです。

当記事では、そんな昭和学院小学校の学校生活から入試情報まで、私立小学校入試に実績のあるTAMが解説していきます。

昭和学院小学校の基本情報

■住所
〒272-0823
千葉県市川市東菅野2-17-1

TEL:047-300-5844
FAX:047-300-5845

公式サイト:昭和学院小学校

交通情報

  • JR総武線・都営新宿線「本八幡」駅よりバス5分 (スクールバスあり)
  • JR総武線「市川」駅よりバス10分(スクールバスあり)
  • 京成電鉄「京成八幡」駅よりバス5分(スクールバスあり)
  • JR武蔵野線「市川大野」駅よりバス10分
  • 北総鉄道「東松戸」駅よりバス15分(スクールバスあり)

基本情報

経営学校法人 昭和学院
共学・男女別共学
生徒数1学年約105名
制服あり
給食あり(週2回)

制服

冬服・夏服ともに、男子は紺色の詰襟風+半ズボン、女子はセーラー服+紺色のスカートを着用します。

その他に、校内着と呼ばれる長袖・半袖の三色のポロシャツがあります。

教育理念・教育方針

昭和学院の建学の精神「明敏謙譲」に基づいて、「人が育む、人と歩む、全人教育」を教育理念とし、「高い学力とやさしい心を育てる『知・徳・体』全人教育」を教育目標に掲げています。

それぞれには以下のような意味が込められています。

建学の精神:「明敏謙譲」
明朗にして健康で自主性に富み、謙虚で個性豊かな人間を育てる。

教育理念:「人が育む、人と歩む、全人教育」
様々な活動を通して、子どもの個性と人間性を育み、国際社会で活躍する人を育てる。

教育目標:「高い学力とやさしい心を育てる『知・徳・体』の全人教育」
変化の激しい時代を生き抜くために、自分の頭で考えて、挫けることなく前へ進み続けるような心と身体を総合的に育てる。

昭和学院小学校のカリキュラム

教科担任制

体育、音楽、図工、理科、英語、家庭科は専門の教師が指導し、4年生以降は、算数・国語でも専科職員が指導を行います。

5・6年生の算数の授業では、専門の教員による習熟度別授業が行われます。

教科担任制を導入することで、よりきめ細やかな指導が行われ、各教科に対するより深い理解を促す指導が可能です。

英語教育

1年生から6年生まで週3回英語の授業があり、英語を自己表現の道具にできるように4技能バランスよく身に付けるカリキュラムで授業が行われます。

アフタースクールで英会話教室が開講されており、全学年で毎年スピーチコンテストが行われています。5年生の時には日本に来た留学生と交流する機会があり、6年生になるとネイティブの教員とイングリッシュキャンプに参加します。

また、毎年夏休みにはオーストラリアでの7泊9日の海外研修に参加可能で、生きた英語を使う機会も豊富です。

国語教育

昭和学院小学校では、学力、思考力の土台は言語能力だという考えから、全ての教科で言語能力を伸ばす教育をしています。

一例として、読書活動と感想文に力を入れています。

1年間で本を100冊読んだ子供を表彰したり、校内読書感想文コンクールを開催するなど、国語力を伸ばすためのイベントやプログラムが多いです。

ICT教育

2020年から全国の小学校で、1人に1つずつタブレット端末が配られ、プログラミング教育も必須になりました。

しかし、昭和学院小学校では、2010年からタブレット端末を用いた授業が行われ、10年以上前からプログラミング教育も行われていました。

昭和学院小学校のICT教育では、単にICT機器の使い方やプログラミングの仕方を学ぶのではありません。「どのような状況にどの機器が適しているのか」「プログラミング的思考」など本質的な部分が重要です。

SDGs教育

昭和学院小学校はSDGs教育を通じて課題発見力や課題解決能力を育てています。

小学校低学年のときから、身近な問題を出発点にして、地球環境や温暖化などSDGsで問題になっているトピックについて考えます。

昨年は5年生がバリのグリーンスクールの生徒たちとオンライン上でSDGsについて英語討論を行いました。

昭和学院小学校の学校生活

クラブ活動・児童会

4〜6年生はクラブ活動に参加します。

クラブ活動を通して好奇心とチャレンジ精神を育みます。

クラブ活動には昭和映画会など珍しいものもあり、運動系・文化系ともに豊富です。

また、児童会の活動も盛んです。生徒の自主性と責任感を育み、企画力や協調性を引き出します。

児童会の中には、環境ボランティア委員会や情報委員会など珍しいものも少なくないです。

アフタースクール

放課後に様々な習い事の機会があります。

扱う内容は、スポーツから英会話、囲碁、絵画と非常に幅広いです。

中でも英会話や理科実験教室は、日ごろの授業からプラスアルファで学ぶことができます。

夏休みには、サイエンススクールやフィールドサイエンスといったプログラムもあります。

昭和学院小学校の施設

2021年にウエスト館という木造二階建ての校舎が完成しました。

国産杉を原材料とした先端の建築材を使っており、環境にやさしいのが特徴です。

木のぬくもりを感じられる空間となっており、生徒がリラックスして学習できる環境が整っています。

新校舎のウエスト館だけでなく、他の学内施設も太陽光発電システムや雨水循環システムを導入することで、身近なところからお子さんの環境への意識を高めています。

昭和学院小学校の年間行事

昭和学院小学校の進学情報

内部進学について

昭和学院小学校の生徒は、系列校の昭和学院中学校と昭和学院秀英中学校に内部進学できますが、開成中学校や桜蔭中学校、筑波大学付属駒場中学校などをはじめとした他の中学校に進学するお子さんも多いです。

昭和学院中学校・昭和学院秀英中学校からは、原則全員が同高等学校へ進学可能です。

昭和学院秀英中学高等学校は、学習に力を入れている進学校で、2023年の東大合格者数は8人でした。

昭和学院高等学校は、部活動や課外活動に力を入れている学校です。中でも女子バスケットボール部は全国大会で優勝するなどの実績を残しています。

昭和学院小学校の学費

初年度にかかる費用は約1,001,160円で、内訳は以下の通りです。

  • 検定料 22,000円
  • 入学金 160,000円
  • 入学時施設費 160,000円
  • 施設費 204,000円
  • 授業料 372,000円
  • 教育諸費 71,160円
  • 奨学会(PTA)費 12,000円

昭和学院小学校の入試情報

ここからは、昭和学院小学校の入試情報について解説していきます。

昭和学院小学校の受験を検討している方はぜひご覧ください。

また、昭和学院小学校の入試の概要は、募集要項で確認できます。
公式サイトにてチェックしてみてください。

募集要項|昭和学院小学校 (showagakuin.jp)

入試日程

昭和学院小学校の入試は、推薦入試一般入試に分かれています。

どちらの入試形式でも、試験は考査親子面接に分かれています。

例年、考査・面接ともに、推薦の場合は10月中旬に、一般入試の場合は10月末〜11月初旬に行われます。

2024年度入学試験の日程は以下の通りです。

出願期間◆推薦入試
WEB:9/23(土・祝)~9/30(土)
郵送:9/24(日)~10/2(月)
※郵送は最終日の16:00必着

◆一般入試
WEB:10/14(土)~10/22(日)
郵送:10/14(土)~10/24(火)
※郵送は最終日の16:00必着
親子面接推薦考査前:10/11(水)~10/13(金)
一般入試考査前:10/30(月)~11/1(水)
※一度推薦を受験している場合は、必要なし
考査推薦入試:10/17(火)
一般入試:11/5(日)
合格発表◆推薦入試
郵送:10/19(木)

◆一般入試
郵送:11/8(水)
入学手続き推薦入試:~10/20(金)
一般入試:~11/9(木)

定員・倍率

昭和学院小学校の定員は男女合わせて約105名で、年によって前後します。

推薦の定員が約70名で、一般入試の定員が約35名です。

2023年度の入試結果は以下の通りでした。

推薦

合格者受験者数倍率
男子36名51名1.4
女子40名59名1.5
合計76名110名1.4

一般入試

合格者受験者数倍率
男子20名35名1.8
女子16名23名1.4
合計36名58名1.6

入試の概要について

昭和学院小学校の入学試験は、推薦考査一般入試の2つがあります。

どちらの試験でも親子面接考査が行われ、考査にはペーパーテスト、個別テスト、運動テスト、行動観察、制作が行われます。

ペーパーテストでは、思考力を問う問題が多く出題され、行動観察で実験したことを応用した問題が出題されたこともありました。

個別テストは、先生と1対1の面接形式です。自分の頭で考え抜き、自分の言葉で表現する力が求められる様々な問題が出題されます。最後まで諦めない姿勢が重要です。

運動テストでは、基礎的な運動能力だけでなく、テスターの指示通りに動けるかが重要になります。

行動観察では、お友達と一緒に行動する協調性が評価されています。日頃からお友達と遊ぶ経験を積むことが重要です。

制作は、手先の巧みさを評価するためのテストなため、日頃から道具を使って物を作る練習をしておきましょう。

親子面接では、お子さんは、起床時間や朝ごはんなど身近なことについて聞かれます。一方で、保護者に対する質問は、志望理由や家庭の教育方針、お子さんとの関わり方についてです。父母の間で意見が大きくズレることがないようにしましょう。

推薦考査と一般入試の違い

推薦考査は、昭和学院小学校が第一志望で、合格したときに必ず入学するお子さんが対象となっています。推薦考査を受けるには幼児教室や幼稚園、保育園の推薦が必要です。

推薦考査の方が募集人数が多いですが、昭和学院幼稚園からの内部進学者も含めた数字なので、合格するのは簡単ではありません。

推薦入試でご縁がなかった場合も、一般入試で再度挑戦できます。

まとめ

昭和学院小学校は70年以上の歴史を持つ、千葉県の私立小学校です。

英語教育やSDGs教育、ICT教育に力を入れており、アフタースクールと呼ばれる放課後の習い事も盛んです。

卒業後は昭和学院中学・高等学校か昭和学院秀英中学・高等学校のいずれかへと内部進学が可能ですが、有名私立・国立付属中学校へ進学するお子さんも多いです。

入学試験には、推薦考査一般入試の2種類があり、どちらの入試でもペーパーテスト、個別テスト、運動テスト、行動観察、制作、親子面接が課せられます。

家庭内の対策に不安がある方は、合格実績のある私立小学校専門塾などで対策していきましょう。

TAMが販売している教材では、苦手に合わせて一単元から対策できますので、ぜひご家庭での対策にご利用ください。

この記事を書いた人

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たむろぐ編集部

成基の幼児教育TAMは、京都・大阪北摂を中心に、小学校受験対策を指導する幼児教室です。

30年以上に渡り、難関有名小学校の合格者数において、トップクラスの実績を輩出しています。

【2024年度】
立命館小学校 合格者数 No.1
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