慶應義塾横浜初等部の入試情報を徹底解説!試験内容から対策方法まで!

慶應義塾横浜初等部は、学校法人慶應義塾が2013年に開校した横浜市の小学校です。小・中・高での一貫教育により、今後の社会で求められる国際教育・グローバル教育に力を入れています。

入学試験の倍率が非常に高く、出題形式や内容も独特なので、合格には独自の対策が不可欠です。

当記事では、TAMが慶應義塾横浜初等部の入試について解説していきます。

慶應義塾横浜初等部の校風など基本情報についてはこちらの記事をご覧ください。

▶慶應義塾横浜初等部ってどんな学校?学校生活から進学情報までご紹介!

慶應義塾横浜初等部の基本情報

■住所
〒225-0012 神奈川県横浜市青葉区あざみ野南3-1-3

TEL:045-507-8441

公式サイト:慶應義塾横浜初等部

交通情報

  • 東急田園都市線 江田駅から徒歩10分

慶應義塾横浜初等部の入試情報

入試日程

慶應義塾横浜初等部の入学試験は、例年11月の中旬〜下旬にかけて行われます。

定員・倍率

そのうち66名が男子、42名が女子となっています。

2023年度入学試験の結果は以下の通りです。

開校間もない学校ながら、非常に高い倍率となっています。

定員志願者数倍率
男子66名809名12.3
女子42名676名16.1

試験の内容について

慶應義塾横浜初等部の入学試験は、一次試験と二次試験に分かれています。
一次試験が筆記試験、二次試験が実技試験となっています。

一次試験

30分〜40分程度のペーパーテストが行われます。2022年度はここで約380人(男子約240人・女子約140人)を選出しました。(2015~2021年度は男子280人、女子180人の計460人を選出)

①ペーパーテスト

「ペーパーテスト」は、単純な学力を試す問題ではなく、「推理・思考の問題」「記憶の問題」が出題されます。

「物事の流れや法則を理解する力」「説明や物語をしっかりと聞く力」をつけて、過去問で対策をしましょう。

<推理・思考の問題 出題例>

  1. ぶどうを食べるときに、ぶどうが減っていく順番を考える問題
  2. 手本と同じ法則で変わる図形を選ぶ問題

<記憶の問題 出題例>

  1. 物語を聞いて、質問に該当する絵を選ぶ問題

二次試験

一次試験合格者を対象に4日間のうち1日を指定されます。約16人単位で約90分の「集団テスト」・「運動テスト」が行われます。

②集団テスト

制作や絵画の課題が出題されます。
課題の結果に加え、「順番抜かしをしない」「道具を丁寧に扱えるか」など、行動の部分も評価の対象になります。

「課題や先生の指示を理解して、指示通りに行動すること」「最後まで諦めずに課題に取り組むこと」を日頃から習慣づけておきましょう。

<制作 課題例>

  1. ジグソーパズルを完成させる
  2. 数色のストローをセロハンテープを用いて、順番通りに台紙に留める

<絵画 課題例>

  1. 島が描かれた台紙に「無人島に何を持って行き、どうしたいか」をクレヨンで描く
  2. 早業を身に付けた男たちが、村長の前で各々の早業を自慢する物語を聞いた後、「自分が身に付けたい早業」を描く。(男子)
  3. 貧しい絵描きの家に泥棒が入り、絵に描いた鉄砲で泥棒を撃退する物語を聞いた後、「自分の部屋に欲しいもの」を描く。(女子)

また、課題の間に「どのような絵を描いているのか」「なぜその絵を描いているのか」を質問され、正しく言語化する力も求められます。

③運動テスト

模倣体操(首のストレッチ・アキレス腱を伸ばすなど)を行った後、2〜3種のテストが行われます。
テストの結果に加え、「指示通りに動けるか」「チームで協力できるか」「順番まで落ち着いて待てるか」なども評価の対象です。

日常生活の中で、運動能力や協調性・粘り強さなどを身につけておけると良いでしょう。

<過去の出題例>

  1. 「丸・三角・四角」「ライオン・ウサギ・クジャク」のように3つのポーズを覚えて、タンバリンのリズムに合わせて順番通りにポーズをとる。
  2. 「クモ歩き」「コーンの周りを回る」「平均台を渡る」などいくつかの課題を含むコースで競走を行う。
  3. いくつかのチームに分かれてボール運び競争をする。ゲームの前に作戦タイムが設けられる。

課題図書・願書対策

慶應義塾横浜初等部の入試では、面接がありません。

その代わりとして、願書の項目に課題図書が用意されていて、その内容から親子の教育方針などが見られます。

「慶應義塾横浜初等部の志望理由」「保護者がお子さんに望む人間像」など志望理由に加え、課題図書への感想を親子の言葉で述べる必要があります。

【まとめ】慶應義塾横浜初等部に合格するには

慶應義塾横浜初等部は「独立自尊」を教育理念に掲げていることもあり、入学試験でも「物事の理解」が重要視されています。

問題を解く際に、保護者様が答えのみならず、「なぜその答えになったのか」「なぜそのように考えたのか」などを問いかけて、お子さんが物事に対する理解や考えを深める手助けをすることが重要です。

問題の種類が多く、家庭内のみで完全に対策しきることは困難だと言えるでしょう。

慶應義塾横浜初等部の受験を志望される方は、合格実績のある私立小学校専門塾などで対策していきましょう。

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たむろぐ編集部

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