TAMの思考問題の多くは条件に基づいて答えを出すというものです。
問題に対していわゆるヒントの部分になるのです。
絵を見ただけではわからないようになっており、その問題を解くためのカギの部分が条件となるのです。
  『上のお約束をみて考えましょう。』
という問いがTAMの問題の中で圧倒的に多いですね。
この問題を解くときに保護者はついついわからない事をわかるように教えてしまうのです。
できるだけ自分で閃くように自分で答えを出せたようにもっていってあげてほしいのです。応用力を付ける時に使うのですが難しい問題をどこからせめていくか、どの条件から答えを導き出すか自分でわかるととても楽しいのです。これが勉強の醍醐味だと思うのです。難しい問題を嫌う子どもはできるまで我慢ができなかったり、答えがすぐに出せなくてつまらないと感じるようです。
じっくり考えてこそ答えが出せるのです。わからないという言葉があればあるほど応用力がきく子供になります。
ではここで問題を出してみます。
   上のようなお約束の時『ぞう1頭とりす2匹が同じ重さの絵。』
       ではこの時
   ぞう2頭とりす3匹ではどちらが重いですか?
 というTAMの授業でよくある問題についてお話ししてみます。
 
     ①まず上のお約束とは何を指すかという事を聞きます。
   
     ②そしてそこには何が書いてあるか聞きます。それがどういう意味かわからないと次へは進みません。
   
問題の意味が分からない時どういう意味かここは説明をします。
  ぞう1頭と同じ重さにするにはりすを2匹連れてこないと同じになることができないという説明をします。
  それでもわからない時は同じ重さという意味がどういう意味か分からない場合があるので同じ重さについて説明すると良いと思います。
  できるだけ自分でぞう2頭とりす4匹が同じになるからりす3匹だとぞう2頭の方が重いという事を導きだせるようにもっていくことが大切です。
   重さ比べでわからない時はおはじきで勉強してみてもいいです。
 例えば
  『赤いおはじき1個は青いおはじき2個と交換することができます』
 では 『赤いおはじき2個もっていたら青いおはじき何個と交換できますか?』
と問題を変えてあげて理解させてあげることも可能です。重さ比べになるとわからないけれど交換する問題なら理解できる子供もいます。
  
 このような条件推理はたくさんの小学校から出題されています。ですから多様な問題やいろいろな言い方に変えて勉強することが必要です。